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EBPM, “E”から見るか? “PM”から見るか?

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December 11, 2019

EBPM, “E”から見るか? “PM”から見るか?

研究者の側から見るEBPMと、政策の現場の側から見るEBPMのギャップなどについて議論しました

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takehikoihayashi

December 11, 2019
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Transcript

  1. 本⽇の論点 E B PM EIPM 加納・林・岸本(submitted) Kano & Hayashi (submitted)

    の論点 の論点 の論点 については別の機会に +個別論点のピックアップ Evidence-Informed Policy Making
  2. 本⽇の論点 E B PM EIPM 加納・林・岸本(submitted) Kano & Hayashi (submitted)

    の論点 の論点 の論点 については別の機会に +個別論点のピックアップ
  3. “E”の論点:狭義の/広義の”エビデンス” 広義の”エビデンス”の⽤例 ▪ ಛ  ू ͳ͍ɻ ʮΤϐιʔυɾϕʔεʯ͔ΒʮΤϏσ ϯεɾϕʔεʯʹجͮ͘੓ࡦཱҊͷ ࢼΈ

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  4. “E”の論点:狭義の/広義の”エビデンス” ▪ Ͱ͸ ʮূڌʹجͮ͘੓ࡦཱҊʯ ͱ༁͞ΕΔ͜ͷݴ༿͕ɺ গͣͭ͠Ͱ͸͋Δ͕੓෎Ͱ΋஫໨͞Εͭͭ͋Δɻ &#1. ͱ͸ɺ ʮ ʢ̍ʣ

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  5. “E”の論点:狭義の/広義の”エビデンス” ▪ ͹࢖ΘΕͳ͍ɺ͔͠΋͙͢ʹൈ͔ΕΔͩΖ͏ͱ͍͏༧ ଌ΋͋ΔɺͳͥͦΕͳͷʹεϐʔυ͹͔Γʹͩ͜ΘΔ ͷ͔ʁɹͱ͍͏झࢫͩͬͨʣ ɻ ͜ΕΒͷ໰͍ʹର͢ΔจՊলͷճ౴͸ɺ ʮ࠷ઌ୺ͷ εύίϯ͕ͳ͍ͱ࠷ઌ୺ͷڝ૪ʹউͯͳ͍ʯ ʮੈքҰ

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  6. 本⽇の論点 E B PM EIPM 加納・林・岸本(submitted) Kano & Hayashi (submitted)

    の論点 の論点 の論点 については別の機会に +個別論点のピックアップ
  7. “PM”の論点:狭義の/広義の”政策形成” 政策効果の検証は”政策形成”の⼀部でしかない ▪ ⼩林編著(2010) 『政策形成 BASIC公共政策学』より引⽤ ①政策課題の設定 ②具体的な政策⽴案 ③政策決定 ④政策実施

    ⑤実施した政策の評価 ⑥評価にもとづく修正等 狭義のEBPMでは 政策効果の事前or事後検証 に強いフォーカスが 置かれる (その実態はほぼ”EBPTesting”) 「Policy-Making」は検証以外のフェーズも本来的に 含む概念であり、たとえば政策課題の設定時に学術的 に確かな根拠に基づくことは極めて重要な課題である 概念的ギャップ ここが後景化するのは(特に⽇本の現状を考えると)⾮常に良くないのでは
  8. “狭義のEBPM”と”広義のEBPM” “エピソードベースド”PMのオルタナティブとして 提⽰するには「狭義のEBPM」は論理的に不適当 エ ビ デ ン ス の 概

    念 範 囲 狭 広 PMの概念範囲 狭 広 狭義の EBPM 広義の EBPM ←ここはもう”What Works”と呼んでしまった ほうが⾊々と捗るのでは(私⾒) 認識のギャップ 端的に概念範囲が狭すぎる
  9. 本⽇の論点 E B PM EIPM 加納・林・岸本(submitted) Kano & Hayashi (submitted)

    の論点 の論点 の論点 については別の機会に +個別論点のピックアップ
  10. 論点のピックアップ(1):PBEMは悪か? ▪ PMドリブンだと“PBEM”になりやすい? 特定の政策を誘導するためにエビデンス形成を⾏ う→悪いPolicy-Based Evidence Making ・ 政策の内容に応じて、政策を選択するためのエビ デンス評価(エビデンスの位置づけ)の枠組み形

    成を⾏う→良い、というか業務上必要なPBEM ・ 参考:EUのネオニコチノイド系農薬規制の例 ミツバチへのリスクが懸念される(が情報が不⼗分 の)ため3年間のネオニコ使⽤の時限的禁⽌ →3年間の間に各種の科学的知⾒を政策形成において どう位置づけるかの評価フレームワークを構築 →必要な科学的知⾒の形成→正式の規制へ ・ 良いEの追求がPMに直結するのは稀であり、PMからの⼀定程度の誘導は必要
  11. 論点のピックアップ(2): PBEMと利益相反 ▪ たとえエビデンス形成⼿法⾃体は中⽴であった としても、テーマの選定⾃体のところで⼤きな バイアスが⽣じうることが本質的に問題 ・ EBPMはある意味「エビデンスと政策」を繋ぐ“優 先道路”となりうるため、通常よりも厳しく利益相 反は問われるべきであり、EBPMのエビデンス形成

    における何らかの利益相反ルール整備は急務では たとえばRCTに⼿⼼を加えることは⼿法的に難しいが、 もしRCTによる効果検証の対象となる教育⼿法が特定の 業者のグループが提供するものに偏っているとき、RCT の使⽤が利益相反の免責に繋がるわけでは全くない 「特定利益誘導のためのエビデンス形成」の罠
  12. 論点のピックアップ(3):ロジックモデルという要所 ग़ॴɿจ෦Պֶলݚڀৼڵہ 課題の明確化 ⽬的の明確化 やることの明確化 想定アウトプット・アウトカムの明確化 想定インパクトの明確化 (⼀般論として) トリートメントとアウトカム等の関係の想定 や効果測定の際の指標の設定については

    単にRCTとか因果推論に詳しいだけの半可通によるものではなく 対象分野に対する確かな質的・量的な理解のある者による 学術的な検討が有効かつ必要である たとえば「適切な指標の選択」は ⼀般に⾮常に奥深い問題である ここが担保されていくのか アカデミシャンとしては正直 不安を感じるところ
  13. 論点のピックアップ(4):狭義/広義のどっちよ? ”What Works”的な狭義のEBPMを輸⼊したい →わかる。できるものからやるべきである ▪ 健全なデータの測定・整備・管理すらおぼつか ないのに、”What Works”なんてできるの? ▪ 九九もできてないのに、因数分解やろうとしてない?

    →これもわかる。基盤的な部分から地道に整備 して、データ・エビデンス・ロジックモデル に基づく広義のEBPM⽂化を拡げていくべき ⽇本の現状を鑑みると「狭義のEBPM&広義の EBPM」の⼆正⾯作戦を取らざるをえない? でも”品評会⽤の鉢植え的EBPM”は成⽴できても、⽇本の⼟地と ⽂化に根付くものにはならないかも?
  14. 議論のために:研究者/アカデミアの役割は? ▪「学術的に正しいロジックモデルの構築」への 貢献というのもわりと本件の要所なのでは ▪ 「健全なデータの測定・整備・管理」に貢献 する&その重要さを執拗にアピールするべき ・ やはりここが現状の⼀丁⽬⼀番地かと思われる ・オープンデータの流れと積極的にリンクさせていくべき? 「学術的におかしいロジックモデルに基づく正しいEBPM」

    みたいな倒錯的な事態はわりと普通に起こりうると思う ▪「良いエビデンス」と「良い政策」をどんどん 繋げるための筋道を整備していこう (1)良いケーススタディを積み上げる、(2)エビデンス評価 (の枠組みづくり)に貢献する、とともに(3)EBPMにおけ る利益相反ルールを整備する必要があると思われる