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デザイナーの帽子をかぶったわたしが、プロダクト開発するうえでスクラムチームに提供したいこと / what I want to provide to Scrum teams when developing products

デザイナーの帽子をかぶったわたしが、プロダクト開発するうえでスクラムチームに提供したいこと / what I want to provide to Scrum teams when developing products

Scrum Fest Fukuoka 2024の登壇資料です。
プロポーザル:https://confengine.com/conferences/scrum-fest-fukuoka-2024/proposal/19575

Hiromi Morikawa

March 08, 2024
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Transcript

  1.   2 freee株式会社 プロダクトデザイナー とある大きな製造業(2009年〜)  フロントエンド開発 / UXデザイン / アジャイル推進

    freee株式会社(2021年10月〜) HCD-Net認定 人間中心設計専門家 CSPO/A-CSPO/CAL1 最近の趣味 森川 裕美(ひろみつ) Product Designer Hiromi Morikawa
  2. 4 なぜ発表することにしたの? • Regional Scrum Gathering Tokyo 2024で「ユーザーがわからない」「役に⽴つ かどうかわからない」というエピソードを⽿にしたこと •

    「アウトカム」や「仮説検証」、デザイナーとの協働に対する関⼼の⾼まり • ⽇々チームでオタクの早⼝をしがち…
  3. 7 Youはどんなデザイナー? Front-end Development UI Design UX Now! + +

    Agile + 社内啓蒙 プロダクトデザイン 2009〜 2021〜 Java
  4. 23 スクラムチームの最近 • 新チーム⽴ち上げから2年 ◦ エンジニアが半分⼊れ替わった ◦ ユーザーや価値に⾼い関⼼ • スクラムを採⽤

    ◦ アジャイル、スクラムの知識には濃淡 ◦ プロダクトゴール‧スプリントゴールを⽴てはじめて半年強くらい • 現場の業務の観察経験のないメンバーも
  5. 34

  6. 44 You Are Not the User. • ユーザビリティは特定の⽂脈におけるタスク の達成しやすさ •

    ユーザーと業務を知らない限り、 「使いにくい」が妄想になってしまう • ⾃分がユーザーになりにくいプロダクトで は、業務理解が使いやすさの設計のもと https://amzn.asia/d/irPchep
  7. 61 業務のオタクになれ • 利⽤者は誰? ◦ 組織の中に複数のユーザーがいることがある • 組織のなかで、どんな関係性で働いているのか? ◦ 何の情報をやりとりしているのか?

    ◦ 情報はどのようにやり取りされているのか? ◦ どんな⼒が働いているのか? • 個々のユーザーの仕事のゴールと⽬的、はじまりと終わりは何か? • 何が評価されるのか?
  8. 81 「知らないこと」なのか「仮説」なのか • 知らないこと ◦ 知るすべがあるものは学習できる ◦ 調べられないものは現場に⾏って知る • 仮説

    ◦ できるだけ早いうちに潰す ◦ 実装だけスプリントで回していると、レビューでは遅い場合も
  9. 87 たとえば画⾯設計 PR‧製品品質‧ リードタイムを含めた サービス全体の体験 スケッチ 画⾯イメージ プロトタイプ 検証環境 リリース後サービス

    UI、レスポンスの精度 操作性など アプリ内の体験 表⽰情報‧レイアウト ⾊使いなどの適切さ コンセプトの受容性 表⽰情報の適切さ コンセプトの受容性 低精度 ⾼精度
  10. 91