Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
新人研修で探索的テスト
Search
おおひら
October 16, 2020
Education
0
240
新人研修で探索的テスト
JaSST’20東海 LTで発表した夢
おおひら
October 16, 2020
Tweet
Share
More Decks by おおひら
See All by おおひら
スプリントレビューは楽しすぎる件について.pdf
camel_404
0
120
スクラムチームに アウトスプリントで関わる テスターの取り組み事例
camel_404
0
110
「DIY縦軸」イベントを能動的に楽しむという考え方。または、イベントは誰が作り育てるかという話。
camel_404
0
320
テスターがスクラムチームに溶け込むためにした幾つかのこと
camel_404
0
160
現場でプラクティスを密かに実践した話
camel_404
0
190
エンジニアの心構え的な何か.pdf
camel_404
0
100
Other Decks in Education
See All in Education
View Manipulation and Reduction - Lecture 9 - Information Visualisation (4019538FNR)
signer
PRO
1
1.4k
Monaca Educationを活用した課題解決型の探究学習の実践
asial_edu
0
220
2024年度春学期 統計学 第1回 イントロダクションー統計的なものの見方・考え方について (2024. 4. 11)
akiraasano
PRO
1
120
「小・中・高等学校における情報教育の体系的な学習を目指したカリキュラムモデル基本方針」
codeforeveryone
0
1.5k
インターアクトクラブについて:国際ロータリー第2720地区インターアクト委員会 委員長・大分東ロータリークラブ 阿部 克哉 氏
2720japanoke
0
720
外国人が思う日本語のむずかしいところ
jamashita
0
600
week3@tcue2024
nonxxxizm
0
530
Implicit and Cross-Device Interaction - Lecture 10 - Next Generation User Interfaces (4018166FNR)
signer
PRO
1
1.3k
Monaca Educationを活用したプログラミング授業実践
asial_edu
0
220
制限ボルツマンマシンの話 / Introduction of RBM
kaityo256
PRO
3
440
Educación digital en la adolescencia
gonz1ale1
0
130
Materiales para Marketing Digital
navarromorales
0
1.5k
Featured
See All Featured
Music & Morning Musume
bryan
41
5.6k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
320
37k
A Philosophy of Restraint
colly
197
16k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
165
13k
The Brand Is Dead. Long Live the Brand.
mthomps
49
31k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
17
2.7k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
45
9.8k
Building Adaptive Systems
keathley
32
1.9k
The Language of Interfaces
destraynor
151
23k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
25
2k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
423
63k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
91
13k
Transcript
「新人にテスト」という 安直さに 「イラッ」としたけど 冷静になって 新人研修で探索的テストをやってみた in JaSST‘20 Tokai テストの街「葛飾」 おおひら
ゆうすけ(@oo4ra)
自己紹介 おおひら ゆうすけ • 属性 テスター • 所属コミュニティ テストの街「葛飾」 JaSST東北実行委員(見習い)
• 好きなプロトコル LDAP
本日のお品書き 1. はじめに 2. コンテキスト 3. 研修目的 4. 研修内容 5.
さいごに
本日のお品書き 1. はじめに 2. コンテキスト 3. 研修目的 4. 研修内容 5.
さいごに
1.はじめに この発表は、 「ソフトウェアテストのお勉強」 と 「製品の仕様説明」 を新人さん向けに同時にすることになった という 夢をみた 話です。
本日のお品書き 1. はじめに 2. コンテキスト 3. 研修目的 4. 研修内容 5.
さいごに
2.コンテキスト • 業務系のWebサービス開発チーム • チームメンバー PO、開発担当、インフラ担当、テスター(私) • Wモデルちっくな開発プロセス
3、4か月毎にリリース • 慢性的な人手不足 そのため、新人さんが加入 • あまりドキュメントも残っていない ※あくまでも夢の話です。
本日のお品書き 1. はじめに 2. コンテキスト 3. 研修目的 4. 研修内容 5.
さいごに
3.研修目的 要望(偉い人) • ソフトウェアテストを教えてほしい • 新人さんがテストを通して製品仕様を覚えてほしい 「仕様を覚えさせるために手動でリグレッションテストやらせ て!」 •
実施は2週間後、DEATH! 私の考え • せっかくだから、楽しんでほしい!! 結論 • 探索的テストをやってみよう!!!
本日のお品書き 1. はじめに 2. コンテキスト 3. 研修目的 4. 研修内容 5.
さいごに
4.研修内容 • 1日目 講義 • 2、3日目 座学 •
4~10日目 リグレッションテスト+探索的テスト
講義 • 品質とは?について • ソフトウェアテストの技法について • 探索的テストについて • JaSSTの過去発表資料を利用 (みなさま、ありがとうございます!)
座学 ソフトウェアテスト技法のお勉強 https://gihyo.jp/book/2020/978-4-297-11061-1
リグレッションテスト+探索的テスト 流れ • 午前 リグレッションテストを手動実行 • 午後 探索的テストを実施
• 1日の終わりに ふりかえりと情報共有 準備するもの テスト環境 「きになったこと」、「やってみたこと」、「わかったこ と」の表
リグレッションテスト+探索的テスト 午前 • リグレッションテストを手動実行 テストケースはシンプルなハッピーパスのみ 全テストケース実施で2日間かかる 毎日2時間ぐらいで終わる数を実施
実施時に「きになったこと」をメモ 「きになったこと」は製品に関することなら、な んでもOK 仕様、サーバ構成、コンセプト、売り方。。。
リグレッションテスト+探索的テスト 午後 • 「きになったこと」を元に探索的テスト 探索的テストを「やってみたこと」としてメモ 手を動かすだけではなく、人に聞いてもOK エンジニア、PO、営業、だれでも
• 「わかったこと」をメモ 文章だけでなく図、表などもOK
リグレッションテスト+探索的テスト 1日の終わりに • ふりかえり • 「きになったこと」、「やったこと」、「わかったこと」 を共有 • 新人さん同士で質問 •
私がちょっとした補足と問い
ふりかえりでの補足と問い • なぜ「きになったこと」なのかを聞いてみる • 「やってみたこと」を発展させる質問をする • 「わかったこと」に関しての経緯を話す • もちろん、新人さんの話は最後まで傾聴 •
思考を探索的テストする
本日のお品書き 1. はじめに 2. コンテキスト 3. 研修目的 4. 研修内容 5.
さいごに
5.さいごに 感想とか • 座学だけでなく手動かすので楽しい、 という感想をもらった • 新人さんが不具合を発見した • 新人さんの得手不得手が少しわかった •
工数大で怒られた(涙)
探索的テストは奥が深いです。 よい探索的テストライフを!
宣伝 テストの街「葛飾」 「ソフトウェアテストで葛飾区を盛り上げよう!」という 団体 毎週火曜日ぐらいに雑談イベントを開催中 葛飾区民以外でも参加可能 (オンライン区民) 今日の発表で気になることが あれば、いつでも、参加ください